パターンと同じくらいマーキング(型入れ)も大事です。
今晩は、まっちゃんです。
商品の上代を決めるには、「生地がどのくらい必要か?」というのが分らないとダメです。
最終、縫代付きのパターンが出来たら、次はマーキング(型入れ)に進みます。
これを適当にやっちゃうと、あとで大変!
上代(定価)は、(生地、工賃、付属)X5の計算で決めます。
例えば、生地代¥1000X2mで¥2000、ボタン、芯地¥200X0.2mで¥40、工賃(縫製代)¥1000、
あとは、ハンガー、袋代など¥160くらいを足すと、¥3200です。それを5倍かけると上代になります。
計算すると、¥16000になります。
え?! ぼったくり? このくらいの金額にしないと、利益が出ません。
上代は高いと売れませんので、なんとか用尺を詰めて、工賃も安い工場(海外)に職出しするんですよ。
ロス無く、用尺つめるには?
①無地や柄合わせないプリントで布帛の場合
2人取り、3人取りをして詰め込む。デザインに寄っては、後中心に接ぎを入れる。
差し込みで用尺入れて、オッケーです。(1着一方方向)
②カットソー無地、柄合わせしない生地の場合
カットソー生地(編み地)は、基本差し込みが出来ません。何人取りでも、一方方向に入れて下さい。
安いアイテムは、たまに差し込みしてる場合がありますが、トラブルの元です。
③チェック柄、ボーダー柄の場合
まず、サンプルの生地を床に置いて、その上に実際にパターンを必要な全パーツを置いてみます。
後中心、前中心、裾の柄を決めて下さい。
上の写真のように、2人取りできっちり入るように、切り替え線を調整しました。
このように置いた写真を撮ります。
次に、CADで同じように入れてみます。
実際のものとは違いますが、サンプルは1人取りで置きましたが、画面で2人取りや3人取りをしてみます。
上手く詰められるか、確認します。
ただ、画面やサンプルの状態では入っても、量産になると難しかったりするので、余裕をみて用尺入れます。
まとめ
なるべく、柄合わせの用尺を入れる場合は、証拠の写真を撮っておきましょう!
CADの用尺は、確認の為と思って下さい。
無地の場合は、CADのみで詰め込んで下さい。
型入れ(マーキング)で、上代が変わって来ますので、重要な仕事になります。
見直しの時間を取って、間違わないようにしましょう!
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