アパレル転職、パタンナーの実技試験について、現役パタンナーがアドバイス

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パタンナーの部屋イメージ ファッション業界の仕事
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 はじめに

パタンナーが就職、転職する時は面接だけではありません。実技試験が先にあるか、面接の後にあるか、どちらかです。

現在までの8回の転職経験があります。

仕事を探す場合、まずデザイナーパタンナーの紹介サイト、もしくは一般の転職サイトかハローワークで探します。ハローワークは給料の設定が低いですね。

デザイナー、パタンナー紹介サイトでは、個人情報の登録をして、紹介会社に面接を受けに行かなければなりません。紹介する方も、どんな人かの確認などしたいでしょう。こちらも、実際どういう会社の求人があるのか、こちらの細かい条件なども提示するためには大事なことです。

ファッションの仕事

悩む顔のイラスト

面接よりも、こちらの実技試験で判断されるのかな?
パターンテストの課題は、ジャケット?ブラウス?制限時間は?
考え悩む表情

 アパレル業界専門の紹介会社へ面接(登録)に行く

紹介会社にまず、諸々の手続きを踏んで、会社に面接や試験の日にちを取り次いでもらいます。この辺は、直接相手の会社に連絡を取って、アポイントを取る手間がいらないので、楽ですね。希望の給料の額も紹介会社が交渉してくれます。紹介会社は、実際採用が決まる年俸の何パーセントかが入ってくるシステムです。

その為、私達デザイナーやパタンナーは料金は掛かりません。

パソコンデスク

 いざ、アパレルメーカーに面接へ(先に パターンテストがある場合あり)

会社の人事担当の人か、または企画のチーフやMDの人が出てきてくれます。まあ、予め紹介会社より、自分の資料が届いていますので、話は早いです。雰囲気が会社にあってるのか、性格などもチェックしています。

ここで、取り繕っても無駄ですよー。採用になって働けば、すぐ本性が出ますしね。ここで、気に入られると、パターンテストの段階に進めます。

面接

パターンテストを受ける心構え

後日、パターンテストを受けます。デザイン画を渡され、大体のサイズが書かれてる事が多いですね。また、直接CADが与えられて、画面である程度のマスターを作って出力し、トワールのに進む場合と、原型パターンを貰って、そこから自分でハンドで紙にパターン引く場合もあります。

服飾ボディ

 

トワール組みます。そこまで4〜5時間くらいでしょうか。あまり、時間掛けると落とされるかも分りません。でも、綺麗に組んでないと早い時間でもダメですよ。

普通はここで終了なんですが、ひどい会社だと縫代付けて工場に出せるレベルまで仕上げて下さい、と言われる場合あります。要注意です。昔、受けた会社はここまでやらして、実際工場に出したらしいです。試験で仕事をタダでやらすなんて!酷すぎです!

結局、採用の連絡が来ても、お断りしました。セコ過ぎる。



 まとめ(現役パタンナーより、アドバイス)

パタンナーは実技試験があります。まあ、パタンナー経験2、3年あれば大丈夫です。

パターンテストの課題は、ジャケットやコート、ワンピースなど会社によっていろいろです。

ピンの打ち方は、丁寧にして下さい。仕事を実際している感覚でやればオッケーです。

結局、採用ポイントとしては、そこの会社が使っているCADの機種が使えるか(違う

機種の使用経験あればオッケー)、人柄が会社に合うか、パターンテストの出来が良い

(まあまあ出来ていればオッケー)、協調性があるか(クリエイティブな仕事なので、

普通のOL感覚はダメです。)、少しの仕事に対するポリシーやこだわりを持っているか

などがあります。

一概にパターンテストだけで選考していません。

是非、いろいろな会社をたくさん受けて、経験を積んで欲しいと思います。何かヒント

になれば嬉しいです。

紹介会社サイト(実際ここで、転職しました)

森パーソネル・クリエイツ   https://www.moripc.com/

 

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