使いやすいアパレルCADの機種は?東レ、旭化成、ユカ&アルファ、どれがお勧め?

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アパレルCAD ファッション業界の仕事
パタンナーとしての仕事にCADは必須です
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 アパレルCADとは

 以前は、パタンナーは紙の上でスケール(方眼さし、カーブルーラー)を使って、ハンドで引いていました。まあ、約20年以上も前の話しです。今考えると、随分手間なことしてたんだなーと思いますね。
 アパレルCADは、その紙の上のところをパソコンの画面で引くことが出来るものです。ハンドで引くより正確です。
 実際、アパレルCADでは、パターンメーキング、グレーディング、マーキングの3つの機能があります。
 まず、パターンメーキングは名前の通り、型紙を作っていくことです。最初はここから始まります。次に、グレーディングとは、その出来上がったパターンを元にして、サイズを展開することです。最後に、マーキング(型入れ)とは、裁断する生地の上に型紙を置くことです。これは、いかに無駄なく効率良くレイアウトするかに掛かっています。これを適当にすると、後で生地のロスが出てくるので、大事です。
 パタンナーは、このような3つの機能を使って、効率良く仕事をしています。
2. アパレルCADは、何社かが開発して、それぞれ独自のソフトを作っています。以下に3社挙げておきます。

アパレルCADの機種の種類と特徴

 ◯東レ クレアコンポ
 業界シェアNo.1の機種です。個人的には、特に使い易い訳ではないです。
 大手企業が使用していたので、それにならって縫製工場や企画会社などが使用していた理由によるものだと思われます。
 以前は、各ソフト(パターンメイキング、グレーディング、マーキング)を高額な金額(車1台買えるかな、、)で購入していましたが、最近はクラウドサービスなどで、個人(フリーランス)のユーザーでも低額で使えるようになりました。日割りや月割りでレンタル出来ます。
 使い方の動画もあるようです。
東レ クレアコンポオンライン講座
 東レ CAD    https://www.toray-acs.co.jp/
 ◯旭化成 AGMS
 この機種は、7年くらい使用した経験があります。こちらもクレアコンポと使用感は似ています。どちらかと言えば、東レ クレアコンポのツールを取り入れた感じがあります。パターンメイキングは使い易く簡単です。しかし、グレーディングは、それぞれコード表を見ながら入力しなくてはならず、間違えるとエラーが出て先に進めなくなりました。現在は、バージョンアップされて改善されてる可能性があります。
 こちらも、レンタルサービスやクラウドサービスがあります。高額なソフトを購入しなくても、使えるようになりました。
 旭化成 CAD
 ◯ユカ&アルファ
 この会社は、大手ではありません。東レや旭化成とは違いますので、特別にレンタルサービスやクラウドサービスはされていません。個人で導入するには、高額なソフトを買わなければなりません。パターンメイキング、グレーディング、マーキングのそれぞれのソフトを購入するのは大変です。
 しかし、小さい会社ならではのフットワークの軽さやサポート体制は悪くないです。この機種は、約12年くらい使っています。
 ただ、安くCADを使いたいユーザー向けではないですね。東レクレアコンポや旭化成の方が安い。

互換性について

 CADのデータは、各社それぞれの形式です。互換性はありません。その為、相互にデーターのやり取りや取り込んでの作業が出来ません。例えば、メーカーA社が東レ クレアコンポを使って、縫製工場B社にデータをメールで送信して、そのデータで自動裁断機(CAM)で裁断は出来ません。
 そのような現象が起こらないように、各社それぞれのソフトで変換をして共通のデータ形式に出来るようにしています。その作業をTEEP変換と言います。
 TEEP変換は、ものの数秒で完了します。簡単です。

現在使用している使い易い機種について

 現在在籍中の会社で使っている機種である、『ユカ&アルファ」のSuperALPHA:Plus (スーパーアルファプラス)というソフトを使っています。→新しいバージョン「アルファー ミュー」はもっと便利。
 画面に直接線を引くようなイメージの操作性で初心者にも扱い易いです。他社のCADと違って、ショートカットのコマンドを覚えれば、よりスピーディに仕事が出来ます。例えば、直線引く「l」縫代削除「nud」など。
 ツールが多いので、全機能を使う必要はありません。人に寄って違います。
 最初に使い始めた時は、コマンドを付箋に記入して、画面の下あたりに貼り付けて覚えました。
 パターンメイクについては、他社機種とよりも機能がやや多い気がします。しかし、線のままでも認識できるので、途中で登録しても線1本でも残っています。他社機種は面(パーツ)で認識されるので、線のままでは登録出来ません。
 グレーディングが1番の特長です。この機種では、パーツに直接、切開線を入れて入れたところで、何ミリ広げるという方式なので、非常にわかり易いです。
 写真のように、赤線が横の方向に、水色線は上下方向に、黄色線は線に並行に大きくしたり小さくしたり出来ます。その後、グレーディングを掛ければ終わりです。各サイズ、別々の部屋(レイヤー)に入っているので、それぞれのサイズで微調整が可能です。
 各サイズの出来上がり寸法も登録しておけば、グレーディング後に確認が可能ですし、全サイズの寸法調整も一気に出来ます。他社機種のように、グレーディング表の数字を点ごとに入力しなくても良いし、エラーも出ません。以前の会社で、旭化成の機種を使っていた時は、エラーが出てしまい、仕事が止まってしまいました。
数字入力が苦手な方は、グレーディングはユカ&アルファ、一択です。

まとめ 『ユカ&アルファが最高な理由』

さて、長々と書いてしまいましたが、結論から言うと、『ユカ&アルファ」の機種がパタンナーにとって最適なCADです。断言出来ます!
 パタンナーは、とにかくやる事が多いです。パターン以外にも、検品、縫製仕様書、トワール組み、CADの操作後の出力パターンのチェック(画面で見てオッケーでも、紙になったら間違えている事に気付いたりします)、工場さんのやり取り、、など。この会社では、展示会を年4回行っているので、その期間は接客などもしています。
 デザイナーより細かい仕事が多すぎる!
 その為に、なるべく何も考えずに道具として、 CADを使っていきたい忙しいパタンナーには、お勧めです。使って欲しいです。
テレワーク中、ペットが乱入

追記 コロナ禍で、テレワーク対応して貰えます。2020年

 自宅でCADが使えるように、ノートパソコンにインストールして貰い、テレワークが可能になりました。
 緊急事態宣言中、会社のパソコンについてるUSBのようなキー(これがCADの元なので、100万くらいする)
 を自宅のノートパソコンに挿せば、オッケー!CAD使えます!
 ユカ&アルファ http://yuka-alpha.com/
ユカ&アルファの測定処理(サイズを一覧表に出来る機能)のやり方の動画は↓


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